野村 胡堂

銭形平次捕物控

009 人肌地藏

旧字旧仮名 約13,547字・読了目安27分

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一 かねやす迄を江戸のうちと言つた時代、巣鴨や大塚はそれから又一里も先の田舍で、田も畑も、武藏野の儘の木立も藪もあつた頃のことです。 庚申塚から少し手前、黒木長者の嚴めしい土塀の外に、五六本の雜木が繁つて、その中に、一基の地藏尊、鼻も耳も缺…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1931(昭和6)年12月号
分類NDC 913
公開日2014-03-15
最終更新2014-09-16
底本 「錢形平次捕物全集第八卷 地獄から來た男」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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