野村 胡堂

銭形平次捕物控

140 五つの命

旧字旧仮名 約11,409字・読了目安23分

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一 「親分、變なことがあるんだが――」 ガラツ八の八五郎がキナ臭い顏を持ち込んだのは、まだ屠蘇機嫌のぬけ切らぬ、正月六日のことでした。 「何が變なんだ、松の内から借金取でも飛込んだといふのかえ」 錢形の平次は珍らしく威勢よく迎へました。ろく…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1943(昭和18)年1月号
分類NDC 913
公開日2016-02-08
最終更新2015-12-24
底本 「錢形平次捕物全集第十七卷 權八の罪」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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