野村 胡堂

銭形平次捕物控

110 十万両の行方

旧字旧仮名 約14,197字・読了目安28分

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一 「親分、飯田町の上總屋が死んださうですね」 ガラツ八の八五郎は、またニユースを一つ嗅ぎ出して來ました。江戸の町々がすつかり青葉に綴られて、時鳥と初鰹が江戸ツ子の詩情と味覺をそゝる頃のことです。 「上總屋が死んだところで俺の知つたことぢや…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年6月号
分類NDC 913
公開日2016-08-10
最終更新2016-07-01
底本 「錢形平次捕物全集第二十卷 狐の嫁入」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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