野村 胡堂

銭形平次捕物控

310 闇に飛ぶ箭

旧字旧仮名 約53,824字・読了目安108分

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凉み舟 一 「大層な人ですね、親分」 兩國橋の上、ガラツ八の八五郎は、人波に押されながら、欄干で顎を撫でてをります。 「まア、少し歩けよ。橋を越せば、一杯呑む寸法になつてゐるんだ」 錢形平次は、泳ぐやうに近づいて、八五郎の袖を引きます。 引…

作品情報

初出「報知新聞」1953(昭和28)年7月
分類NDC 913
公開日2017-01-19
最終更新2016-12-22
底本 「錢形平次捕物全集第二十一卷 闇に飛ぶ箭」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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