野村 胡堂

銭形平次捕物控

305 美しき獲物

旧字旧仮名 約16,854字・読了目安34分

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一 「親分、ちよいと江戸をあけますがね」 八五郎はいきなりこんなことを言つて來たのです。彼岸を過ぎたばかり、秋の行樂の旅にはまだ早過ぎますが、海道筋は新凉を追つて驛馬の鈴の音も、日毎に繁くなる頃です。 「江戸をあける?――大層なこと言やがる…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1953(昭和28)年10月号
分類NDC 913
公開日2017-01-07
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第二十一卷 闇に飛ぶ箭」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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