野村 胡堂

銭形平次捕物控

199 蹄の跡

旧字旧仮名 約11,591字・読了目安23分

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一 「親分、あつしはもう癪にさはつて――」 ガラツ八の八五郎は、拳骨で獅子ツ鼻の頭を撫で乍ら、明神下の平次の家へ飛び込んで來ました。 江戸の町が青葉で綴られて、薫風と五月の陽光が長屋の隅々まで行き渡るある朝のこと、 「八の野郎がまた朝つぱら…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1949(昭和24)年6月号
分類NDC 913
公開日2017-03-11
最終更新2017-03-09
底本 「錢形平次捕物全集第二十五卷 火の呪ひ」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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