野村 胡堂

銭形平次捕物控

128 月の隈

旧字旧仮名 約11,028字・読了目安22分

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一 師走に入ると、寒くてよく晴れた天氣が續きました。ろくでもない江戸名物の火事と、物盜り騷ぎが次第に繁くなつて、一日々々心せはしく押し詰つた暮の二十一日の眞夜中。 「おや?」 神田鍋町の呉服屋、翁屋の支配人孫六は、何にか物に脅かされるやうに…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1941(昭和16)年12月号
分類NDC 913
公開日2016-09-29
最終更新2016-09-02
底本 「錢形平次捕物全集第二十五卷 火の呪ひ」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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