野村 胡堂

銭形平次捕物控

216 邪恋の償ひ

旧字旧仮名 約14,682字・読了目安29分

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一 早春のよく晴れた陽を浴びて、植木の世話をしてゐる平次の後ろから、 「親分、逢つてやつて下さいよ。枝からもぎ立ての桃のやうに、銀色のうぶ毛の生えた可愛らしい娘ですがね」 八五郎は拇指で、蝮を拵へて、肩越しに木戸を指すのです。 「何んだ、そ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1950(昭和25)年4月号
分類NDC 913
公開日2017-05-01
最終更新2017-04-18
底本 「錢形平次捕物全集第二十七卷 猿蟹合戰」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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