野村 胡堂

銭形平次捕物控

217 歎きの幽沢

旧字旧仮名 約13,628字・読了目安27分

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一 「親分、世の中には變な野郎があるもんですね」 八五郎は彌造を二つ拵へたまゝ、フラリと庭へ入つて來ました。 朝のうちから眞珠色の霞がこめて、トロトロと眠くなる四月のある日。 「顎で木戸を開ける野郎だつて、隨分尋常ぢやないぜ」 平次は相變ら…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1950(昭和25)年5月号
分類NDC 913
公開日2017-05-04
最終更新2017-04-18
底本 「錢形平次捕物全集第二十七卷 猿蟹合戰」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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