野村 胡堂

銭形平次捕物控

222 乗合舟

旧字旧仮名 約16,060字・読了目安32分

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一 八五郎は獨りで、向島へ行つた歸り、まだ陽は高いし、秋日和は快適だし、赤トンボに誘はれるやうな心持で、フラフラと橋場の渡し舟に乘つて居りました。 懷中はあまり豐かでないが、新鳥越の知合を訪ねて、觀音樣へお詣りして、雷門前で輕く一杯呑んで、…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1950(昭和25)年10月号
分類NDC 913
公開日2017-05-20
最終更新2017-03-15
底本 「錢形平次捕物全集第二十八卷 遠眼鏡の殿樣」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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