富永 太郎

秋の悲歎

新字旧仮名 約724字・読了目安1分

この作品を読む Amazonで探す

私は透明な秋の薄暮の中に墜ちる。戦慄は去つた。道路のあらゆる直線が甦る。あれらのこんもりとした貪婪な樹々さへも闇を招いてはゐない。 私はたゞ微かに煙を挙げる私のパイプによつてのみ生きる。あの、ほつそりとした白陶土製のかの女の頸に、私は千の静…

作品情報

初出「山繭 創刊号」1924(大正13)年
分類NDC 911
公開日2013-11-04
最終更新2014-09-16
底本 「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
入力村松洋一
校正Juki

富永 太郎の他の作品

富永 太郎の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。