富永 太郎

大脳は厨房である

新字旧仮名 約371字・読了目安1分

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眼球は日光を厭ふ故に 瞼の鎧戸をひたとおろし 頭蓋の中へ引き退く。 大脳の小区画を填めるものは 困憊したさまざまの食品である。 青かびに被はれたパンの缺け、 切り口の饐えたソオセエジ…… オリーヴ油はまださらさらと透明らしいが 瓶一面の埃の…

作品情報

分類NDC 911
公開日2014-04-13
最終更新2014-09-16
底本 「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
入力村松洋一
校正川山隆

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