野村 胡堂

銭形平次捕物控

098 紅筆願文

旧字旧仮名 約13,643字・読了目安27分

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一 「御免」 少し職業的に落着き拂つた聲、錢形平次はそれを聞くと、脱いでゐた肌を入れて、八五郎のガラツ八に目くばせしました。生憎今日は取次に出てくれる、女房のお靜がゐなかつたのです。 「へツ、あの聲は臍から出る聲だね」 ガラツ八は頸を縮めて…

作品情報

分類NDC 913
公開日2014-02-04
最終更新2014-09-16
底本 「錢形平次捕物全集第十六卷 笑ひ茸」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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