中島 敦

木乃伊

新字新仮名 約5,308字・読了目安11分

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大キュロスとカッサンダネとの息子、波斯王カンビュセスが埃及に侵入した時のこと、その麾下の部将にパリスカスなる者があった。父祖は、ずっと東方のバクトリヤ辺から来たものらしく、いつまでたっても都の風になじまぬすこぶる陰鬱な田舎者である。どこか夢…

作品情報

初出「光と風と夢」筑摩書房、1942(昭和17)年7月15日
分類NDC 913
公開日2021-05-05
最終更新2021-04-27
底本 「ちくま日本文学012 中島敦」ちくま文庫、筑摩書房
入力小池健太
校正久木舜

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