野村 胡堂

銭形平次捕物控

064 九百九十両

新字新仮名 約15,956字・読了目安32分

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一 「親分」 「何だ、八」 「腕が鳴るね」 ガラッ八の八五郎は、小鼻をふくらませて、親分の銭形平次を仰ぎました。 初夏の陽を除け除け、とぐろを巻いた縁側から、これも所在なく吐月峰ばかり叩いている平次に、一とかど言い当てたつもりで声を掛けたの…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1937(昭和12)年6月号
分類NDC 913
公開日2018-11-17
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(七)平次女難」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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