野村 胡堂

銭形平次捕物控

075 巾着切りの娘

新字新仮名 約14,407字・読了目安29分

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一 「あッ危ねえ」 銭形の平次は辛くも間に合いました。夜桜見物の帰りも絶えた、両国橋の中ほど、若い二人の袂を取って引戻したのは、本当に精一杯の仕事だったのです。 「どうぞお見逃しを願います」 「どっこい待ちな、――そんな身投げの極り文句なん…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1938(昭和13)年4月臨時増刊号
分類NDC 913
公開日2019-01-08
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(七)平次女難」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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