野村 胡堂

銭形平次捕物控

082 お局お六

新字新仮名 約14,035字・読了目安28分

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一 紅葉はちょうど見ごろ、差迫った御用もない折を狙って、銭形平次は、函嶺まで湯治旅と洒落ました。 十手や捕縄を神田の家に残して、道中差一本に、着替えの袷が一枚、出来るだけ野暮な堅気に作った、一人旅の気楽さはまた格別でした。 疲れては乗り、屈…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1938(昭和13)年11月号
分類NDC 913
公開日2019-03-18
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(七)平次女難」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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