野村 胡堂

銭形平次捕物控

048 お藤は解く

新字新仮名 約14,593字・読了目安29分

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一 「平次、頼みがあるが、訊いてくれるか」 南町奉行配下の吟味与力筆頭笹野新三郎は、自分の役宅に呼び付けた、銭形の平次にこう言うのでした。 「ヘエ、――旦那のおっしゃることなら、否を申す私ではございませんが」 平次は縁側に踞ったまま、岡っ引…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1936(昭和11)年2月号
分類NDC 913
公開日2018-10-01
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(一)平次屠蘇機嫌」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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