野村 胡堂

銭形平次捕物控

020 朱塗の筐

新字新仮名 約15,389字・読了目安31分

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一 「親分、美い新造が是非逢わしてくれって、来ましたぜ」 とガラッ八の八五郎、薄寒い縁にしゃがんで、柄にもなく、お月様の出などを眺めている銭形の平次に声を掛けました。 平次はこの時三十になったばかり、江戸中に響いた捕物の名人ですが、女の一人…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1932(昭和7)年11月号
分類NDC 913
公開日2018-03-27
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(八)お珊文身調べ」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正北川松生

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