松本 泰

秘められたる挿話

新字新仮名 約9,482字・読了目安19分

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竹藪がざわざわ鳴っていた。崖に挟まれた赤土路を弟妹達が歩いている。跣足になっているのも、靴を穿いているのもいた。一同が広々とした畷へ出て、村の入口に架っている小さな橋を渡ろうとすると、突然物陰から、飛白のよれよれの衣物を着た味噌歯の少年が飛…

作品情報

初出「苦楽」プラトン社、1926(大正15)年10月
分類NDC 913
公開日2018-04-19
最終更新2018-03-26
底本 「探偵小説の風景 トラフィック・コレクション(上)」光文社文庫、光文社
入力sogo
校正noriko saito

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