石川 善助

仙台の夏

新字旧仮名 約910字・読了目安2分

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盆火紀元 玻璃器の和蘭魚が、湯のやうな水にあえいでゐた、蒸暑い室を出て政宗は新しい青葉の城楼に立ち、黄昏の市を眺めてゐた。光は次第に影つてしまひ、暗に町は沈んで行つた。兵は長い戦も終へ、静かな心のゆとりの中に、かすかな信仰の願ひさへ芽ぐんで…

作品情報

分類NDC 915
公開日2022-06-27
最終更新2022-05-27
底本 「日本随筆紀行第四巻 岩手|宮城|福島 川面燦めき岸辺萌ゆ」作品社
入力浦山敦子
校正noriko saito

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