日の果て
新字新仮名 約42,248字・読了目安84分
暁方、部隊長室から呼びに来た。跫音が階段を登り網扉を叩く前に、落葉の径を踏んで来る靴の気配で、彼は既に浅い眠りから浮上するようにして覚めていた。当番兵の佐伯の声である。網扉のむこうで薄黝く影が動くのが見えたが、すぐ行く、と彼は返事をしたまま…
作品情報
| 初出 | 「思索 秋季号」1947(昭和22)年9月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2016-03-10 |
| 最終更新 | 2016-02-01 |
| 底本 | 「桜島・日の果て・幻化」講談社文芸文庫、講談社 |
| 入力 | kompass |
| 校正 | 酒井裕二 |
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