悪夢
新字旧仮名 約10,608字・読了目安21分
辺りをはばかる低い声で、山岸花子に呼ばれたやうな気がしたので、文科大学生の根上三吉は机の前から起ちあがり、電燈のコードをひつ張つて窓の外を覗いた。簡単服に足駄といふ花子の姿と、彼女の丈け位ゐある羽鶏頭が庭には照しだされた。いつもは玄関からあ…
作品情報
| 初出 | 「日本浪曼派」1936(昭和11)年12月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2017-02-26 |
| 最終更新 | 2017-01-12 |
| 底本 | 「近代浪漫派文庫 33 「日本浪曼派」集」新学社 |
| 入力 | 日根敏晶 |
| 校正 | 良本典代 |
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