塚原 健二郎

海からきた卵

新字新仮名 約4,738字・読了目安9分

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一 ミル爺さんは貧しい船乗りでした。若いときからつぎつぎに外国の旅をつづけてきましたので、もう今では大がいの国は知っているのでした。ところがただ一つ日本を知らなかったのです。いつも、印度を通って支那へやってくる爺さんの船は、上海で用をすます…

作品情報

初出「赤い鳥 第二十一巻第五号」赤い鳥社、1928(昭和3)年11月号
分類NDC K913
公開日2017-08-07
最終更新2017-07-17
底本 「赤い鳥傑作集」新潮文庫、新潮社
入力sogo
校正noriko saito

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。