中谷 宇吉郎

室鰺

新字新仮名 約2,517字・読了目安5分

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伊豆の東海岸のこの温泉地では秋風の立ち始めるとともに、また室鰺が沢山漁れ出した。去年の秋の暮、少し静養の意味で、漁港と温泉とを兼ねたここの土地へ移ってきてからもう一年に近い。初めてきた時はちょうど室鰺の盛りの時期であった。通りに面して魚屋の…

作品情報

初出「サンデー毎日 第十六年第五十八号」1937(昭和12)年11月14日
分類NDC 914
公開日2017-10-25
最終更新2017-09-24
底本 「中谷宇吉郎集 第二巻」岩波書店
入力kompass
校正岡村和彦

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