菱山 修三

再びこの人を見よ

――故梶井基次郎氏

新字旧仮名 約1,759字・読了目安4分

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梶井基次郎氏が死んだ。――氏の生の論理もたうとう往きつく処まで往きついた。それはもはや何ものも語らない。在るものは寂寞ばかりだ。まことに死は現実の極点であらう。氏は最後のその死を死んだ。そこからはもはや何にも始まらない。唯現在、何かが始まる…

作品情報

初出「作品 第二十五號」作品社、1932(昭和7)年5月1日
分類NDC 910
公開日2018-01-01
最終更新2018-01-01
底本 「梶井基次郎全集 別巻」筑摩書房
入力大久保ゆう
校正富田晶子

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。