早川 鮎子

穂高岳屏風岩にて

新字新仮名 約3,160字・読了目安6分

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月が岩かげを作った。 横尾の河原にポツンと火がともった。 多分、Sたちのたく火であろう。 ここは屏風岩緑ルートにある通称一坪テラスの一角である。仲間はH山岳会のN。きょう二人がマキ小舎を出たのは熟しきった夏が河原をムンムンとさせている頃だっ…

作品情報

初出「岳人 二六五号」東京新聞出版局、1969(昭和44)年7月
分類NDC 786
公開日2018-01-01
最終更新2018-01-01
底本 「日本の名随筆10 山」作品社
入力門田裕志
校正富田晶子

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。