萩原 朔太郎

田端に居た頃

(室生犀星のこと)

旧字旧仮名 約5,620字・読了目安11分

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鎌倉へうつつてからは、毎日浪の音をきくばかりでさむしい。訪問者も絶えて無いので何だか昔の厭人病者の物わびしい遁世生活を思ひます。西行といふ昔の詩人は、特別にかういふ生活の情趣を好んだらしい。「鴫立つ澤の秋の夕ぐれ」などといふ歌をよむと、昔の…

作品情報

初出「驢馬 第二號」1926(大正15)年5月号
分類NDC 914
公開日2020-03-26
最終更新2020-02-21
底本 「萩原朔太郎全集 第八卷」筑摩書房
入力きりんの手紙
校正岡村和彦

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