田中 早苗 (翻訳者)、ルヴェル モーリス

父

新字新仮名 約5,605字・読了目安11分

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最後の一耘の土を墓穴へかぶせてしまって、お終いの挨拶がすむと、父子はゆったりした歩調で家の方へ帰って行ったが、その一歩一歩がひどく大儀そうであった。二人とも無言で歩いていた。長い混雑の後に起るくたびれが急に出てきて、物をいうさえもおっくうだ…

作品情報

初出「夜鳥」春陽堂、1928(昭和3)年6月23日
分類NDC 953
公開日2022-02-13
最終更新2022-01-28
底本 「夜鳥」創元推理文庫、東京創元社
入力ノワール
校正栗田美恵子

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