閑日月
旧字旧仮名 約3,881字・読了目安8分
北も南も二階建の大きな家に遮られてゐるが、それでも隙間を漏れて、細い光が障子の隅にさしてゐる。小春日和にこの谷底のやうな部屋も温かくて、火鉢の炭火も消えかかつたまゝ忘れられてゐた。山地佐太郎は中古の括枕に長く髮の伸びた頭を乘せて仰向けに寢て…
作品情報
| 初出 | 「中央公論 第二十三巻第十二号」1908(明治41)年12月1日 |
|---|---|
| 公開日 | 2025-03-03 |
| 最終更新 | 2025-04-10 |
| 底本 | 「正宗白鳥全集第一卷」福武書店 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | najuful |
正宗 白鳥の他の作品
底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。