涎
旧字旧仮名 約3,642字・読了目安7分
銀座の裏通りに、和洋何れともつかぬせゝこましい二階家がある。壁の柱も汚れて、外から見ると寢ぼけてゐるやうに見える。二階は通信社で、階下は鞄屋。鞄屋は小さいながら老舖で中々繁盛してゐる。通信社は創業まだ日淺く、萬事整頓しないが、活氣は充滿して…
作品情報
| 初出 | 「太陽 第十五巻第一号」1909(明治42)年1月1日 |
|---|---|
| 公開日 | 2026-03-03 |
| 最終更新 | 2026-03-02 |
| 底本 | 「正宗白鳥全集第一卷【底本画像有】」福武書店 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | najuful |
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