大田 洋子

いまだ癒えぬ傷あと

――放射線火傷で右手をうしなつた木挽きの妻と河原にうつ伏せて死んでいた幼女に――

旧字新仮名 約4,623字・読了目安9分

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放射線火傷で右手をうしなつた木挽きの妻に あなたはその後どうしていますか。あなたと私は、あの高原の山里で、いわば行きずりの旅の者同志にすぎなかつた筈ですのに、あれから四年經ついまも、私は折りにふれてはあなたのことをたびたび思いだしています。…

作品情報

公開日2022-12-10
最終更新2022-11-26
底本 「屍の街」冬芽書房
入力かな とよみ
校正竹井真

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