佐藤 春夫

『鉄砲左平次』序にも一つ

新字新仮名 約3,833字・読了目安8分

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何の国、何郡なり。 古来、魔所と伝える峠、或る晩そこで一人の若者が八ツ裂きにされて了った。峠を越えて夜毎隣村の娘に通うていた男である。 殺された男の友達思うに、今時魔物など住んでいる筈もない。これは言い伝えのある場所をよい事に、わざとかかる…

作品情報

初出「新青年 第十巻第八号」1929(昭和4)年7月1日
公開日2026-03-19
最終更新2026-03-18
底本 「たそがれの人間 佐藤春夫怪異小品集【底本画像有】」平凡社ライブラリー、平凡社
入力持田和踏
校正noriko saito

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