中島 敦

文字禍

新字新仮名 約7,726字・読了目安15分

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文字の霊などというものが、一体、あるものか、どうか。 アッシリヤ人は無数の精霊を知っている。夜、闇の中を跳梁するリル、その雌のリリツ、疫病をふり撒くナムタル、死者の霊エティンム、誘拐者ラバス等、数知れぬ悪霊共がアッシリヤの空に充ち満ちている…

作品情報

初出「文学界」(「古譚」の題で)1942(昭和17)年2月
分類NDC 913
公開日1997-11-17
最終更新2014-09-17
底本 「ちくま日本文学全集 中島敦」ちくま文庫、筑摩書房
入力野口英司
校正野口英司、富田倫生

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