芥川 竜之介

女体

新字新仮名 約1,230字・読了目安2分

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楊某と云う支那人が、ある夏の夜、あまり蒸暑いのに眼がさめて、頬杖をつきながら腹んばいになって、とりとめのない妄想に耽っていると、ふと一匹の虱が寝床の縁を這っているのに気がついた。部屋の中にともした、うす暗い灯の光で、虱は小さな背中を銀の粉の…

作品情報

初出「帝国文学」1917(大正6)年10月
分類NDC 913
公開日1998-12-28
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集2」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正もりみつじゅんじ

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