海野 十三

西湖の屍人

新字新仮名 約22,490字・読了目安45分

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1 銀座裏の酒場、サロン船を出たときには、二人とも、ひどく酩酊していた。 私は私で、黄色い疎らな街燈に照らしだされた馴染の裏街が、まるで水の中に漬っているような気がしたし、帆村のやつは帆村のやつで、黒いソフトを名猿シドニーのように横ちょに被…

作品情報

初出「新青年」博文館、1932(昭和7)年4月号
分類NDC 913
公開日2007-11-01
最終更新2014-09-21
底本 「海野十三全集 第1巻 遺言状放送」三一書房
入力浦山聖子
校正土屋隆

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