海野 十三

夜泣き鉄骨

新字新仮名 約17,582字・読了目安35分

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1 真夜中に、第九工場の大鉄骨が、キーッと声を立てて泣く―― という噂が、チラリと、わしの耳に、入った。 「そんな、莫迦な話が、あるもんか!」 わしは、検査ハンマーを振る手を停めて、カラカラと笑った。 「そう笑いなさるけどナ、組長さん」その…

作品情報

初出「新青年」1932(昭和7)年8月号
分類NDC 913
公開日2005-07-15
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第2巻 俘囚」三一書房
入力tatsuki
校正花田泰治郎

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