海野 十三

恐しき通夜

新字新仮名 約17,397字・読了目安35分

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1 「一体どうしたというんだろう。大変に遅いじゃないか」 眉を顰めて、吐きだすように云ったのは、赭ら顔の、でっぷり肥った川波船二大尉だった。窓の外は真暗で、陰鬱な冷気がヒシヒシと、薄い窓硝子をとおして、忍びこんでくるのが感じられた。 「ほう…

作品情報

初出「新青年」1931(昭和6)年12月号
分類NDC 913
公開日2002-11-09
最終更新2014-09-17
底本 「海野十三全集 第1巻 遺言状放送」三一書房
入力tatsuki
校正ペガサス

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