海野 十三

殺人の涯

新字新仮名 約2,768字・読了目安6分

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「とうとう女房を殺してしまった」 私は尚も液体を掻き廻しながら、独り言を云った。 大きな金属製の桶に、その白い液体が入っていた。桶の下は電熱で温められている。ちょっとでも、手を憩める遑はない。白い液体は絶えずグルグルと渦を巻いて掻き廻わされ…

作品情報

初出「読書趣味」1933(昭和8)年10月創刊号
分類NDC 913
公開日2005-08-03
最終更新2014-09-18
底本 「海野十三全集 第1巻 遺言状放送」三一書房
入力tatsuki
校正小林繁雄、門田裕志

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