お律と子等と
新字新仮名 約28,285字・読了目安57分
一 雨降りの午後、今年中学を卒業した洋一は、二階の机に背を円くしながら、北原白秋風の歌を作っていた。すると「おい」と云う父の声が、突然彼の耳を驚かした。彼は倉皇と振り返る暇にも、ちょうどそこにあった辞書の下に、歌稿を隠す事を忘れなかった。が…
作品情報
| 初出 | 「中央公論」1920(大正9)年10、11月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 1998-12-19 |
| 最終更新 | 2014-09-17 |
| 底本 | 「芥川龍之介全集4」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | j.utiyama |
| 校正 | かとうかおり |
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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。