芥川 竜之介

道祖問答

新字新仮名 約3,102字・読了目安6分

この作品を読む Amazonで探す

天王寺の別当、道命阿闍梨は、ひとりそっと床をぬけ出すと、経机の前へにじりよって、その上に乗っている法華経八の巻を灯の下に繰りひろげた。 切り燈台の火は、花のような丁字をむすびながら、明く螺鈿の経机を照らしている。耳にはいるのは几帳の向うに横…

作品情報

初出「大阪朝日新聞夕刊」1917(大正6)年1月
分類NDC 913
公開日1998-11-11
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集1」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正もりみつじゅんじ

芥川 竜之介の他の作品

芥川 竜之介の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。