幸田 露伴

雲のいろ/\

新字旧仮名 約5,925字・読了目安12分

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夜の雲 夏より秋にかけての夜、美しさいふばかり無き雲を見ることあり。都会の人多くは心づかぬなるべし。舟に乗りて灘を行く折、天暗く水黒くして月星の光り洩れず、舷を打つ浪のみ青白く騒立ちて心細く覚ゆる沖中に、夜は丑三つともおもはるゝ頃、艙上に独…

作品情報

初出「反省雜誌」1897(明治30)年8月号夏期付録
分類NDC 914
公開日2001-06-18
最終更新2024-03-06
底本 「露伴全集 第二十九卷」岩波書店
入力地田尚
校正今井忠夫

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