芥川 竜之介

アグニの神

新字旧仮名 約8,568字・読了目安17分

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一 支那の上海の或町です。昼でも薄暗い或家の二階に、人相の悪い印度人の婆さんが一人、商人らしい一人の亜米利加人と何か頻に話し合つてゐました。 「実は今度もお婆さんに、占ひを頼みに来たのだがね、――」 亜米利加人はさう言ひながら、新しい煙草へ…

作品情報

初出「赤い鳥」1921(大正10)年1、2月
分類NDC K913
公開日1998-12-11
最終更新2014-09-17
底本 「現代日本文學大系 43 芥川龍之介集」筑摩書房
入力j.utiyama
校正かとうかおり

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