田中 貢太郎

陳宝祠

新字新仮名 約6,960字・読了目安14分

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杜陽と僕の二人は山道にかかっていた。足がかりのない山腹の巌から巌へ木をわたしてしつらえた桟道には、ところどころ深い壑底の覗かれる穴が開いていて魂をひやひやさした。その壑底には巨木が森々と茂っていて、それが吹きあげる風に枝葉をゆうらりゆらりと…

作品情報

分類NDC 913 923
公開日2003-08-18
最終更新2014-09-17
底本 「中国の怪談(二)」河出文庫、河出書房新社
入力Hiroshi_O
校正小林繁雄、門田裕志

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