田中 貢太郎

海嘯のあと

新字新仮名 約1,095字・読了目安2分

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壮い漁師は隣村へ用たしに往って、夜おそくなって帰っていた。そこは釜石に近い某と云う港町であったが、数日前に襲って来た海嘯のために、この港町も一嘗にせられているので、見るかぎり荒涼としている中に、点々として黒い物のあるのは急ごしらえの豚小屋の…

作品情報

分類NDC 913
公開日2012-07-25
最終更新2014-09-16
底本 「日本怪談大全 第二巻 幽霊の館」国書刊行会
入力川山隆
校正門田裕志

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