芥川 竜之介

運

新字新仮名 約8,062字・読了目安16分

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目のあらい簾が、入口にぶらさげてあるので、往来の容子は仕事場にいても、よく見えた。清水へ通う往来は、さっきから、人通りが絶えない。金鼓をかけた法師が通る。壺装束をした女が通る。その後からは、めずらしく、黄牛に曳かせた網代車が通った。それが皆…

作品情報

初出「文章世界」1917(大正6)年1月
分類NDC 913
公開日1998-11-11
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集1」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正もりみつじゅんじ

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