芥川 竜之介

魚河岸

新字新仮名 約2,728字・読了目安5分

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去年の春の夜、――と云ってもまだ風の寒い、月の冴えた夜の九時ごろ、保吉は三人の友だちと、魚河岸の往来を歩いていた。三人の友だちとは、俳人の露柴、洋画家の風中、蒔画師の如丹、――三人とも本名は明さないが、その道では知られた腕っ扱きである。殊に…

作品情報

初出「婦人公論」1922(大正11)年8月
分類NDC 913
公開日1998-12-28
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集5」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正もりみつじゅんじ

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