萩原 朔太郎

ラヂオ漫談

新字旧仮名 約3,304字・読了目安7分

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東京に移つてから間もなくの頃である。ある夜本郷の肴町を散歩してゐると、南天堂といふ本屋の隣店の前に、人が黒山のやうにたかつてゐる。へんな形をしたラツパの口から音がきれぎれにもれるのである。 「ははあ! これがラヂオだな。」 と私は直感的に感…

作品情報

分類NDC 914
公開日2005-02-21
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆 別巻96 大正」作品社
入力加藤恭子
校正小林繁雄、門田裕志

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