松濤 明

山想う心

新字新仮名 約1,663字・読了目安3分

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星の鈍くまたたく夜、麦田の上を身を切るような風が渡る。外套の襟を深く立てて東京へ行く一番列車に乗るべく急ぐ田舎道は、霜柱が夜目にも白く、ざくりざくりと足の下に砕ける音を聞いていると、そぞろ山が思い出されてくる。こんな夜の山の寒さはまた格別で…

作品情報

分類NDC 291 786
公開日2004-01-28
最終更新2014-09-18
底本 「日本の名随筆10 山」作品社
入力門田裕志
校正Juki

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