渡辺 温

兵隊の死

新字新仮名 約703字・読了目安1分

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たのしい春の日であった。 花ざかりなるその広い原っぱの真中にカアキ色の新しい軍服を着た一人の兵隊が、朱い毛布を敷いて大の字のように寝ていた。 兵隊は花の香にむせび乍ら口笛を吹いた。 何という素晴しい日曜日を兵隊は見つけたものであろう!――兵…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-01-27
最終更新2014-09-17
底本 「アンドロギュノスの裔」薔薇十字社
入力もりみつじゅんじ
校正田尻幹二

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